『思うように人を動かせない』『リーダーは苦手だ』という人。それを克服する鍵はアドラー心理学29のキーワードの『目標』、『ライフスタイル』、『勇気づけ』です。リーダーは特別な存在ではありません。人は誰でもリーダーになることができます。人それぞれのスタイルがあるのです。その鍵をアドラー心理学から取り出しましょう。
人が抱く目標というのはあくまで主観的な概念であり、自分が自分に向けて、人生の方向や意味、人生のパターンを与えるものです。したがって、リーダーがメンバーの意向や動機を無視して、ビジョンを提示しても人はなかなか主体的には動きません。アドラー心理学でいう『目標』とは、自分らしさを出せるか出せないかというところにあります。
『思うように人を動かせない』というのは、人を無理やり動かそうという気持ちがあるためです。人には人それぞれのライフスタイル(人間のタイプ、性格にあたるもの)があります。それを無視して、自分の思惑だけで人を動かそうと思ってもなかなか人を動かすことはできません。アドラー心理学では、人を動かそうという発想はなく、人が自らの力で行動をするサポートをしていきます。そのためには、簡単にその人のタイプや傾向を知ることが必要となるでしょう。
人が自らの力で行動をする、そのサポートが「勇気づけ」です。人のマイナス状況をプラスに変えてやろうとする作用ではなく、あくまでもプラスを見つけて、そして成長やともに積極的な評価を共有しようとすることで人を動かすことができます。
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