どうしてあんなに怒ってしまったのだろう・・とその直後は自己嫌悪。子供の方は怒られるのが慣れてきたのか、言うことを聞かなくなり、私はまたイライラして怒る・・の繰り返しです。このスパイラルから脱出する方法を知りたいです。
アドラー心理学では、そう考えています。感情とは、あくまで個人の創造物であって、その人の目的や目標に沿ってつくられるのです。自分がイライラして子どもを怒った目的は何か。自分は怒りという感情を使用することによって、どんな目的を達成できるのか?と考えてみてください。今回のケースでは、「子どもの望ましくない行動(社会にとって無益となる行動)を改めさせるために、怒れば言う事をこと聞くだろう」という発想と考えることができるでしょうか?
怒りの目的を明らかにした次に大切なこと。それは、“怒り”の感情を使用する以外の手段で目的を達成する方法はないのか考えてみることです。「子どもの話を聞いてみよう」、「もっと子どもが動きやすいように配置・モノを変えてみよう」などです。それでも、もしイラッときたら、まずその場から離れてください。そして、「この怒りの目的は何か?」一呼吸置いて自分に問いながら、落ち着いて冷静になってからまた子どもと接しましょう。
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