(前回のつづきです。) フロイトは、とにかく性的な見解に結びつける傾向がありましたが アドラーは完全には否定しないものの それだけで決め付けることは困難である、と主張しています。 そこでレイモンドの話に戻りますが 彼はダ・ビンチの古写本に記された206の言葉を翻訳いたしました。 ダ・ビンチは、左手で、そして、鏡文字という手法でそれらの言葉を記しました。 その翻訳をアドラーに送ったところ アドラーは「ダ・ビンチは常にどこから?そしてどこへ?」 という問いではないかと推測をいたしました。 その言葉のリストは・・・ スピリチュアル、特有、愛情、献身から始まり 絶滅、不正直、挫折、敗北という言葉につながり 恐れ、猛烈さ、背信、裏切りという言葉が長く書かれ、最後に 幸運、永遠、真心、それらを生み出す という形で書かれいたようです。 結論として アドラーは「ダ・ビンチは誠実さと共同体感覚という高いゴールを目指していたのではないか」 いう解釈をし、そして 「人類が裕福になるための課題」 と考えたようです。
終わり
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高盛靖弘 (水曜日, 16 12月 2020 12:48)
ダ・ヴィンチもアドラーも考えの根っこは同じなのでしょうか?アドラーはダ・ヴィンチを肯定的に受け入れていたのでしょうか?